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ソフトウェア定義車両(SDV)の安全設計|ISO 26262・サイバーセキュリティ・OTA対応をどう考えるか

作成者: Nemko|Apr 24, 2026

自動車の価値がハードウェア中心からソフトウェア中心へ移るなかで、ソフトウェア定義車両(SDV)は認証・適合性評価の考え方そのものを変えつつあります。従来の車両では、製品出荷時点の完成度が大きな意味を持っていましたが、SDVでは出荷後も継続的なアップデートが前提になります。

そのため、評価対象は部品単体の安全だけではありません。電気・電子・プログラマブルシステムの危険源分析、リスク評価、安全目標の設定といったISO 26262の考え方に加えて、サイバーセキュリティ、ソフトウェア更新、構成管理、変更管理まで含めたライフサイクルの整合性が重要になります。

たとえば、OTAアップデートによって機能が改善される一方で、想定外の挙動や新たな脆弱性が入り込む余地も生まれます。つまり、SDVでは“安全な製品を出す”だけでなく、“安全な状態を維持し続ける仕組みを持つ”ことが製造者の責任になります。

車載ソフトウェアや電子制御システムを開発する企業にとって、認証対応は開発終盤に付け足す作業ではありません。Nemkoは機能安全、サイバーセキュリティ、製品適合性評価を結び付け、実装可能な形で支援します。海外認証や各国法規制への対応については、Nemko Japan製品認証部 japan@nemko.comまでお気軽にどうぞ。