フィリピン規制アップデート
フィリピン市場向けに製品展開を行う企業にとって、認証実務に関わる重要なアップデートが出ています。今回は、BPS(Bureau of Philippine Standards)による強制認証対象製品リストの更新と、政府機関における新たな勤務体制導入による認証実務への影響についてご紹介します。
1. BPS強制認証対象製品リストの更新
Memorandum Circular No. 26-01 に基づき、フィリピン標準局(BPS)は、強制認証の対象となる製品の更新リストを公開しました。
一方で、現時点ではBPSの公式認証ウェブページが利用できない状況となっており、更新情報はBPSのFacebookページ上で案内されています。
そのため、フィリピン向けの認証取得や製品出荷を予定している企業は、通常の確認先に加え、公開情報の入手方法にも注意が必要です。
実務上のポイント
- 自社製品が新たに強制認証対象へ追加されていないか確認する
- 既存対象製品についても、要求内容に変更がないか確認する
- 申請準備や出荷計画に影響が出る可能性を踏まえ、早めに確認を進める
2. 政府機関の柔軟な勤務体制導入による影響
Memorandum Circular (MC) No. 114, Series of 2026 により、2026年3月9日から、フィリピン政府機関では柔軟な勤務形態の導入が求められています。
この措置は、建物のエネルギー消費および交通燃料の使用をさらに削減することを目的としており、政府機関には以下のいずれかの対応が求められています。
- 圧縮勤務週の導入
- 共通の在宅勤務日の設定
- 週4日出勤体制の実施
この運用変更により、認証書の審査、処理、発行に遅延が生じる可能性があります。
企業が留意すべき点
今回のアップデートを踏まえると、フィリピン向け認証対応では以下の点が重要になります。
認証スケジュールに余裕を持つ
政府機関の稼働体制変更により、通常よりも手続きに時間を要する可能性があります。特に、出荷時期や上市時期が決まっている案件では、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。
対象製品の最新情報を確認する
BPSの認証対象製品リストは、申請要否の判断に直結します。対象有無の確認を早めに行い、必要な場合は速やかに準備に着手することが望まれます。
最新動向を継続的にウォッチする
当面は、BPS公式認証ページの状況も含め、関連情報の更新を継続的に確認することが必要です。
Nemko Japanでは、各国の規制動向を踏まえた認証対応のご相談を承っております。フィリピン向け認証に関するご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。japan@nemko.com





