Skip to content
探す  
    Jul 17, 2026

    「AIウォッシング」への規制当局の注目が高まる:AI主張には証拠とガバナンスが必要に

    近年、製品やサービスを「AI搭載」「AI駆動」と表現する企業が増えています。一方で、実際の技術的能力を超えてAI機能を強調する、いわゆる「AIウォッシング」に対する規制当局や市場の関心も高まっています。

    AIウォッシングとは、製品、サービス、組織の説明において、人工知能の能力や自律性を過大に表示、または誤解を招く形で表現することを指します。実際には従来型ソフトウェア、人手による処理、限定的な自動化に依存しているにもかかわらず、高度なAIが自律的に判断・実行しているかのように見せるケースが問題となります。

    EU AI Actでは、AIシステムの自律性、リスク、透明性、説明責任が重要な要素となります。企業は、AIに関する主張を行う場合、その技術が実在し、表示どおりに機能し、事業や利用者に対してどのような影響を及ぼすのかを、証拠に基づいて説明できる体制を整える必要があります。

    また、米国、英国、UAE、台湾などでも、AIに関する誤認表示や過大表示に対する規制・執行の動きが見られます。AI関連の主張は、単なるマーケティング表現ではなく、投資家、消費者、規制当局に対する説明責任を伴うものになりつつあります。

    企業がAIウォッシングのリスクを低減するためには、AIシステムの分類、開発・利用目的、性能評価、リスク管理、表示・広告表現のレビュー、社内承認プロセスを含むAIガバナンス体制の整備が重要です。ISO/IEC 42001のようなAIマネジメントシステム規格は、こうした体制整備の有効な枠組みとなります。

    お問い合わせは japan@nemko.com 製品認証部までお気軽にお問い合わせください。

    Nemko

    Nemko

    Other posts you might be interested in