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    Nov 25, 2025

    ATEX製品のサイバーセキュリティ CRA

    ATEX 指令の防爆製品も CRA の対象です。

    ATEX 指令に該当する防爆製品は、CRA(Cyber Resilience Act)の適用除外ではありません
    欧州ではすでに ATEX、RoHS、EMC など複数の指令に基づく適合が求められていますが、

    今後はこれらに サイバーセキュリティ(Cybersecurity)への対応 が追加されます。

    例えば、ATEX 製品で取得した測定データをアプリケーションで確認できる製品の場合、

    • 製品本体

    • アプリ(ソフトウェア)
      それぞれについてサイバーセキュリティ要件への適合性評価が必要になります。


    CRA の段階的な適用スケジュール

    前回の投稿でも取り上げましたが、CRA は段階的に適用されるため、早期の準備が重要です。

    • 2024年末:CRA 発効

    • 2026年9月:一部義務(脆弱性報告など)適用開始

    • 2027年12月:全面適用

    現在は「情報が少ない」「何から始めるべきかわからない」と感じる時期ですが、早めに認証機関へ相談し、余裕をもって対応を進めることを強く推奨します。


    Nemko グループが提供できるサービス

    Nemko では以下の最新規格に基づくサービスを提供しています。

    ● EN 18031 シリーズ

    2025年8月1日から RED サイバーセキュリティ要件に実質的に必須となった新しい欧州規格です。

    • 2024年8月に発行

    • 2025年初頭に EU 官報に掲載され、自己宣言(Self-declaration)に使用可能

    • この規格を使用しない場合は Notified Body(NB)による評価が必須
      Nemko は本規格に対する 試験および NB 評価の両方に対応しています。

    ● ETSI/EN 303 645

    インターネット接続されたコンシューマー製品向けのセキュリティ要件を定めた欧州規格。
    各国の規制や CB 認証などにも広く採用されています。

    ● IEC 62443 シリーズ

    産業用通信ネットワーク、制御システム(IACS)、関連コンポーネントおよびサービスプロバイダー向けのサイバーセキュリティ規格です。
    産業用途の製品・システムを扱う企業に重要となる規格です。

    ATEX 製品といえども、デジタル要素を含む限り CRA の規制対象となります。特に、アプリやクラウド連携が前提となる現在の製品では、ハードとソフト双方のセキュリティ要件への対応が不可欠です。

    今後ますますサイバーセキュリティ要求は強化されていくため、早めに情報を収集し、必要な準備を進めることをおすすめします。Nemko は最新規格に基づく試験・認証サービスで皆様をサポートいたします。

    お問合せは japan@nemko.com まで。

    Nemko

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